レシピ発信でフォロワー30万きっかけは夫の失業 21年末から仕事の傍ら料理に関する発信を始めた

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「異動にキャリアアップへの希望を見いだしていたので、異動がなくなり将来が閉ざされたように感じました」。悶々としながら次の異動のチャンスを待つのは耐えられず、退職した。

会社員時代のおよねさんは、「つねに時間に追われている感覚だった」という。「9時までに出勤しなければ遅刻扱いなので、毎朝5時に起きて夕飯の下準備をし、子どもたちの支度をして8時までに保育園に送り、急いで出勤していました」。

退勤後はスーパーで買い物をしてから保育園へお迎えに行き、帰宅後は食事や入浴、寝かしつけをバタバタとこなした。1日のなかで唯一の自分の時間が、「早朝の夕飯準備の時間だった」と振り返る。

2社目を退職したおよねさんが最初に考えたのは、時間に拘束される生活を終わらせることだった。「オンラインで人事サポートの仕事を始めたのですが、『1日●時間程度稼働する』という業務委託契約だったので、自由に働く時間を決めることができたんです」。

やりがいの面が改善されたわけではなく、収入も大幅に減ったが、「自分で自分の1日を決められる働き方がある」と知った。

「今後どんな働き方をするか考える期間として、納得できる働き方でした。収入についても不安はありましたが、最初の転職で年収が半減し、業務委託で働き始めてさらに激減しましたが、何とか生活できることがわかりました」

夫の突然の無職をきっかけに生き方を見直す

そんなとき、夫が心労により突然働けなくなってしまう。およねさんは、夫の体調が良い日は気分転換に散歩に連れ出すようになった。

「母親だから、仕事にやりがいがなくても仕方がない」という価値観にとらわれていたと言うおよねさん

「どん底の真っ暗闇のなかを散歩しているようでしたが、夫婦でいろいろと話すうち、『今まで頑張ってきたのに、何だか幸福度が低いよね』という話になったんです」

なぜ努力しても幸福度が低いのか話し合ったところ、夫は「仕事で成果を出して、周りに認められるべき」という価値観に今までとらわれていたことに気づいた。

「私自身は、『母親だから、仕事にやりがいがなくても仕方がない』という価値観にとらわれていたことに気づきました。一般的な『こうあるべき』という価値観の枠に自分を押し込んで、『自分はどう生きたいのか』、『何が幸せなのか』をずっと置き去りにしていたんです」

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