【喉の痛み・声がれ】注意したい咽頭の病気一覧 ウイルスや細菌感染が多いが、がんの可能性も

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櫻井さんは、「風邪のウイルスなどが原因であれば、多くは1~2週間でよくなります。この期間は市販の風邪薬を使ってもいいでしょう。この期間を過ぎてもよくならない場合は、別の病気の可能性が高いので、医療機関にかかってください」と話す。

喉の痛み・声がれの病気まとめ

ここまで喉の痛みと声がれについて見てきたが、まとめるとこうなる。

受診先は耳鼻咽喉科、またはかかりつけ医(内科)がのぞましい。喉頭内視鏡検査や扁桃周囲膿瘍に対する外科的な処置が必要な場合は、かかりつけ医から、耳鼻咽喉科を紹介してもらう方法が勧められる。

(取材・文/狩生聖子)

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藤田医科大学岡崎医療センター耳鼻咽喉科
櫻井一生医師

1979年名古屋保健衛生大学(現・藤田医科大学)医学部卒。同大耳鼻咽喉科入局。藤田学園保健衛生大学(現・藤田医科大学)医学部耳鼻咽喉科講師、助教授、臨床教授、特命教授などを経て2020年4月より、現職。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会気管食道科専門医(咽喉系)など。

東洋経済オンライン医療取材チーム 記者・ライター

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