"やせられない人"が陥ってしまう「食事の選び方」 800万人利用の人気アプリの管理栄養士が解説
甘いものを食べたい時は、自分が一番好きなものを食べるのがおすすめ。量の目安は1日200kcal以内。甘いものは心の栄養なので、食べて心が満足できるものを選びましょう。
量を食べたい時は、寒天ゼリーやこんにゃくゼリー、ふかした芋や干し芋、甘栗などがおすすめ。甘さも感じられる上に、食物繊維が豊富で低カロリーです。
食物繊維やポリフェノールも摂れる、高カカオチョコレートも低GI(Glycemic Index[グリセミック・インデックス])。コンビニの糖質オフ系のおやつも便利です。
甘いものは、コーヒーや紅茶など温かい飲み物と一緒に楽しむと、少量でも満足感が高まります。ストレスを溜めないよう、上手に付き合いましょう。
糖質オフよりも大事なのは選び方
糖質(炭水化物)は、たんぱく質や脂質とともに私たちの体に欠かせない三大栄養素の1つで、極端に不足すると健康に悪影響を及ぼします。
三大栄養素はどれもエネルギー源になりますが、筋肉や脳、神経系などの活動には糖質が不可欠で、筋肉を合成する際にも欠かせません。もし極端に糖質が不足すると、筋肉がうまく作られなくなる上に、筋肉を分解して糖を作る糖新生が起こり、筋肉量が減少します。すると代謝が落ちてやせにくい体に。
脳を動かすエネルギー源も不足し、集中力の低下、眠気やだるさ、イライラなどの症状も起こりやすくなります。糖質は悪者ではなく燃焼スピードに優れたエネルギー源で、日々のアクティブな活動を助け、疲労回復にも役立つ栄養素です。
では、太らない糖質量は? 食事で摂る三大栄養素の理想のバランスは、49歳以下ならたんぱく質13~20%、脂質20~30%、糖質(炭水化物)50~65%とされます。ダイエット中でも糖質(炭水化物)は35~40%を維持すべき。糖質量は最低1日130g、ごはん小盛り2~3杯程度は食べてほしいところ。
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