「図太さと謙虚さ」を使い分ける人こそ幸せな訳 自己啓発書を80冊書いた歯科医が説く人生の価値
価値ある人生にまず必要なのは「バランス」
私は北海道の帯広で歯科医として活動するかたわら、おもにビジネスパーソンに向けて、自己啓発の書籍を出版してきました。
私がこれまで著書やセミナーで語ってきた内容は、おもに「潜在意識」を活用して、いかに「価値ある人生」を送るかということ。そのベースになっているのは、私自身が学んできた自己啓発の先達たちの知恵です。
人生100年時代、より充実した、幸せに満ちた「価値ある人生」を過ごしたいという気持ちは誰でも一緒でしょう。だとしたら、「人生の価値」とは何なのでしょうか?
まず最初に思い至るのは「バランス」です。いくら事業で大成功を収めようと、莫大な富を築こうとも、家庭に問題があったり、自身の健康が損なわれていたら、幸せな人生にはなりません。
仕事、健康、人間関係、家庭、お金……人生のあらゆる分野において、「バランス」がとれてこそ、「価値ある人生」を実現できるといえるでしょう。
ただ、バランスをとろうといったとき、何かひとつをとったらほかの何かを犠牲にしなければいけない、と思いがちです。
たとえば、仕事をとことんしているとき、家庭や家族に向き合う時間を犠牲にしなければいけない、と考えてしまう人は少なくないでしょう。
家族との時間をとれば、仕事にかけるエネルギーはそのぶん減ってしまうと思ってしまうのです。
しかし、家族を大切にするのは、何も長い時間をかければよいというものではありません。
家族やパートナーが大切にしている重要度の高いものをしっかりとやりながら、ほどほどの距離と節度をもって接する。そのほうが家族とも深い関係を築けるのです。
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