「A4・1枚記憶法」を実践すれば、紙1枚に覚えたいことを書き出すだけで、簡単に記憶することができるようになります。
実際にやってみると、今まで覚えられなかったものがスルスルと頭に入っていく感覚に驚くことになるでしょう。
情報を圧縮すれば、大量に記憶できる
試験前の、一夜漬け。
マーカーで色付けしたキーワードを下敷きで隠して覚える、丸暗記。
文言をやみくもに唱え続ける、暗唱法。
好きでもないのに長時間をかけて、イヤイヤ作る語呂合わせ。
「覚えたい事柄」を聴きながら入眠する、睡眠学習。
今まであなたが取り組んできて挫折した記憶法はありませんか?
これらはすべて、忘れてください。上に挙げたこれらの記憶法がなぜ不首尾に終わったのか。その理由については、おいおい解説していくこととします。
ちまたの〝記憶(暗記)法〞と呼ばれるものの多くは、「言葉」によって覚える「意味記憶」という手法に頼っています。
しかしそれでは、迅速で高効率なインプットも、長期の保持も難しいもの。
なぜなら脳の構造は、そのようにはできていないからです。事柄を「言葉」ではなくイメージ化して〝圧縮〞できる人ほど、より多くの事柄を記憶できるようになります。
このイメージ化のことを私は「IP化」(IP= Image Processing)と呼んでいます。
私のようなまったくの素人が1年もかからずに記憶力日本一になれた勝因は、この「IP化」をうまく使いこなせたから、といっても過言ではありません。
たとえ話をしてみましょう。
大容量の動画のファイルをメールで送りたいとき。圧縮ソフトでいったん加工し、それをさらにファイル転送サービスで送るプロセスを思い出してみてください。それらの便利な方法や手順を知っていれば、誰でも労せず大容量のファイルを、やりとりできます。
記憶する技術も、それとよく似たこと。加工の方法をあなたが「知っているかどうか」にかかっているのです。
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