例えば、
「食器をシンクまで運ぼうね」とお手本を見せながら一緒に運ぶ。
「このふきんで、テーブルを端からこんなふうに拭いてくれたら助かるよ」と一緒に拭く。
「それぞれのお箸をこの向きで並べようね」と一緒に並べる。
こんなふうにお母さんお父さんと一緒にやってみることで、お手伝いもずっと面白くなります。人に言われてやるのではなく、やる意味を見つけられると、さらに効率的なやり方を子ども自身が見つけるかもしれません。
家族の一員なら家事をするのは「当たり前」
そしてもっと根本的に大切なことがあります。それは、「家族の一員なら家事をするのは当たり前」という考えをもって子どもを育てることです。
NGマンガとOKマンガの決定的な違いは、全員が家事に参加していること。お母さんお父さん(場合によっては、おじいちゃんもおばあちゃんも)子どもたち全員が当たり前に家事をする生活が理想ですね。
お母さん(あるいはお父さん)だけが料理したり片付けしたり掃除している間、他の人がリビングでくつろいでいるような家庭では、自分からお手伝いをする子には育たないと思います。それにそんなお父さん(あるいはお母さん)が、「手伝って!」と言っても、説得力はありませんよね。
あるお母さんが「手伝って!」と言ったとき、子どもに「それはママの仕事でしょ!」と言われたそうです。まだまだ今の日本では、「家事=お母さんの仕事」だと思われている面がありますね。
未来を生きる子どもたちには、男女関係なく家事をするのが当たり前だと育ってほしいものです。そう考えると「お手伝い」という言葉もそろそろ見直さないといけないのかもしれませんね。
OK (やり方を見せながら)こんなふうに順番に拭こうね。
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