問題をこじらせる人がやりがちな大いなる間違い 確実な問題解決のために欠かせない4つのステップ
売り上げ不足から単純な業務ミスまで、みなさんの会社でも日々たくさんの問題が生じているのではないでしょうか。次々に生じる多様な問題に対し、どのようにすれば素早く対処できるようになるのか? 「現場で起こる問題を解決するには適切な『視点』と『武器』が必要です」と話すのは、数多くの企業で問題解決力研修を手掛ける高松康平さん。『会社の問題の9割は「4つの武器」で解決できる』を刊行した高松さんに、最速で最善手を打つコツを聞きました。
問題解決には共通のプロセスがある
会社で起きる問題の9割は次の4つのうちのいずれかに分類できます。
(1)業務ミスやスケジュール遅れ
(2)営業の売り上げ目標達成
(3)事業の成長や収益性
(4)新規事業の立ち上げ
(2)営業の売り上げ目標達成
(3)事業の成長や収益性
(4)新規事業の立ち上げ
目の前にある問題がどれに当てはまるのかを認識するのが、問題解決のステップ0(現状分析)です。
ステップ0で問題が定義できれば、次のステップに進みます。(4)の問題については後ほど解説しますが、(1)~(3)の問題では共通のプロセスをたどります。(1)~(3)の問題はすでに発生した問題を解決しようと考えるからです。
(1)は、すでに起きてしまった業務ミスやスケジュール遅れ。(2)も、すでに発生してしまった売り上げの未達、もしくは、近い将来発生する売り上げの未達。(3)も同じように、すでに発生している事業の成長や収益性の低下、もしくは、近い将来発生する場合も含めて、顕在化している問題に対して解決策を考えることになります。
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