問題をこじらせる人がやりがちな大いなる間違い 確実な問題解決のために欠かせない4つのステップ
また、自分自身の認識をなぞって、「その問題の原因はこれだ」と決めつけても、ここまでと同じような結果になってしまう可能性が高いと言えます。だから、問題を分解し、ここで問題が起きているのだと丁寧に確認し(ステップ1)、その問題が起きている原因を幅広く洗い出します(ステップ2)。そして、集めた事実をもとに直すべきことを明らかにします(ステップ3)。そして、ようやく解決策を考えます(ステップ4)。
たとえ今、ビジネスの調子がよかったとしても、さらに上を目指す場合には、これまで通りではいけません。今まで通り頑張っていこうと気合に頼るのではなく、冷静に考える必要があります。
新規事業プラン作成のプロセス
一方、(4)の問題解決では、(1)~(3)の問題とは違うプロセスをたどります。
(4)は、まだ何もないところから、新しい価値を生み出すアイデアを作る必要があります。それは、「問題がなぜ起きているのか」という事実を集めて、その原因を探ることができないからです。
まずは、ステップ0で、「ビジネスの現状はどうなのか」を分析し、「どれくらいの規模の新規事業をいつまでに立ち上げたいのか(目標)」と「それは何のためか(目的)」を確認します。そのうえで、ステップ1からステップ4までのプロセスを進んでいきます。
ステップ1では、新規事業のヒントになる「気づき」を獲得します。新規事業プラン作成のきっかけは、人それぞれにいろいろなケースがあります。シャワーを浴びているときに新しい気づきがあるかもしれませんし、お客様の話をお聞きして、「こんなことができたらいい」とアイデアが思い浮かぶこともありえます。また、マクロトレンド分析を見ていて、新しい気づきがある可能性もあります。
ただし、その気づきだけで新規事業プランを創ることはできません。ダイヤの原石とも言えますが、それだけでは価値を生みません。そこで、ステップ2に進みます。
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