月曜から発生…会社員が陥りがちな「4つの問題」 問題の種類に応じた「適切な視点」を持てていますか

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会社で次々に生じる多様な問題に対し、どうすれば素早く対処できるようになるのでしょうか?(写真:takeuchi masato/PIXTA)
売り上げ不足から単純な業務ミスまで、みなさんの会社でも日々たくさんの問題が生じているのではないでしょうか。次々に生じる多様な問題に対し、どのようにすれば素早く対処できるようになるでしょうか?
「現場で起こる問題を解決するには適切な『視点』と『武器』が必要です」と話すのは、数多くの企業で問題解決力研修を手がける高松康平さん。『会社の問題の9割は「4つの武器」で解決できる』を刊行した高松さんに、最速で最善手を打つコツを聞きました。

会社で起こるいろいろな問題

会社ではいろいろな問題が起こります。例えば──。

月曜日の朝、マネジャーが、このままだと今月の売り上げ目標が未達になると発破をかける。
火曜日、後輩から、会社を辞めると報告があった。外資系企業に転職するらしい。
水曜日、部長から、来期は製品の収益性改善にさらに取り組んでほしいと話があった。
木曜日、人事部から新規事業プランコンテストの案内メールが届く。できる限り多くの社員に取り組んでほしいと。私も何かしら提案を作らないといけない。
金曜日の夕方、社内が騒がしい。お客様へのメールを誤送信してしまったそうだ。至急の対応が求められる。誰だよ、金曜にそんなトラブル起こしたの!? 今日は遅くなりそうだ……。

毎週のように売り上げアップの対策を求められる息苦しさ。会社は優秀な人材から抜けていく。今のメンバーだけでは、この先がとても心配だ。製品の収益性を抜本的に見直したいという気持ちはわかるが、原材料費アップが続く中で今後の見通しは暗い。

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