皆がまねできる、「東大生の頭よくなる習慣」の正体 東大に受かる人の共通点を人気予備校講師が伝授

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)

東大入試でも出題された身近にある問い

「だからあなたはバカなのだ!」

しつこく問われてキレた矢島に、先生が投げかける言葉は強烈ですね。ですがその実、的を射ていると思います。「何でだろう?」と考えるのが面倒になった瞬間、人間は確実に頭が悪くなっていってしまうのです。

例えば東大入試では、このような問題が出題されています。

・なぜ、東京にはブルーベリー農園が多いのか?
・なぜ、シャッター通り商店街が増えているのか?
・なぜ、台湾から日本に観光に訪れる人は多いのか? どこが観光地として人気が高いのか?

日常生活を生きていれば出てきそうな簡単な問いが出題されているのです。みなさんも、農家さんの前を通ったり、シャッターを下ろしたままの商店街を横切ったり、地域に訪れる観光客を目撃したりすることはあるはずです。

人間、生きていれば、普通に生活しているだけでも、疑問に感じることや、不思議に思うことはたくさん出てくるはずなのです。

しかし、多くの人は、湧き上がる「何でだろう?」を無視してしまいます。せっかく「なぜ?」と思っても、次の瞬間には、「そんなこと考えても仕方ない、何の意味もない」と、思考停止してしまったりします。そんなふうに考えてしまっている人は、頭をよくする機会を逃してしまっているかもしれないのです。

さて、先ほどの東大入試の問題を1問、みなさんと一緒に見てみましょう。なぜ東京はブルーベリー農園が多いのか、みなさんはわかりますか。

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