医師警告!「毎日お酒を飲む人」健康を守る3秘訣 食事も大事!「心臓を傷つけない」簡単なコツ

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それは1日平均純アルコールで約20グラム程度(女性はこの半分)とされています。ワインなら1日2杯(女性は1杯)程度です。

「1日ワイン1杯では飲んだ気がしません。どうにかなりませんか!」とお酒好きの女性に抗議(?)されてしまったことがあります。

私も医師という立場上、「それならば、じゃんじゃん飲んでください」とはちょっと言えません。

しかし、健康診断で血液データに異常が出ていなくて、太っていなくて、かつ胃腸の調子もいいというのなら、たまにはちょっとくらい多めに飲んでもいいのではないかとも思います。

飲めないストレスをため込むよりも、ずっと体にいいのではないでしょうか。

純アルコールで約20グラム程度(女性はこの半分)が「お酒の適量」といわれる。日本酒なら1合程度、ワインならグラス2杯程度(女性はそれぞれ半量)がめやす(出所:日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン』より/『「100年心臓」のつくり方』に掲載)

動脈硬化の原因!「メタボ」を防ぐ飲み方は?

【2】おつまみやシメの食事に気をつける

また、「お酒で太りませんか?」と聞かれますが、おつまみやシメの食事にさえ気をつければ、それほど太ることはありません

アルコールは体内に入ると全部燃えてしまう「エンプティカロリー」なので、お酒だけで太ることはあまりありません。大酒飲みの人に限ってやせていたりするのは、飲むだけで、つまみや料理をほとんど食べないからです。

だから、お酒は適度に飲んで、つまみや料理は低糖質、できれば低カロリーのものを選べばOKなのです。

肥満やメタボ(メタボリックシンドローム)は、「動脈硬化」が進む原因となり、心臓に「大きな負担」となるので、くれぐれも気をつけましょう。

次ページ池谷流「心臓がよろこぶ夕食」は?
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