平気で「朝、走る人」が知らない"超危険"の正体 「健康によさそうだけど…」あなたは大丈夫!?

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運動には「心臓にいい運動」「心臓に悪い運動」があります。「心臓に悪い運動」をしてしまうと、心臓病になりやすくなったり、心臓病のある人はそれを悪化させてしまったりしかねません。

とくに中高年が気をつけてほしいのは「早朝のジョギング」

「健康のために、朝早く起きてジョギングをしている」という人もいると思います。しかし、それが「やり方次第」では、「心臓に悪い運動」になってしまいかねないのです。

一見健康そうな「朝のジョギング」実は要注意

「朝のジョギング」というと、いかにも健康そうです。しかし、ジョギングは軽いものであっても、それなりに強度の高い運動です。

朝、急に「強度の高い運動」を行うと、心拍数・血圧が急に上がり、心臓に負担をかけてしまうのです。

さらに、朝食前、空腹状態で走るのも好ましくありません。空腹での運動は脱水を招き、血栓を生じやすくしてしまうからです。

走るなら「夕方から夜にかけての時間帯」がおすすめです。この時間帯は心拍数も落ち着き、血圧も下がってくるからです。

「どうしても朝走りたい」という人は、「起きてから1時間以内」は避けることです。時間の余裕をもって、朝食をとってからスタートしましょう。

その際、いきなり走り始めるのではなく、最初はウォーキングから始めて、徐々に軽いジョギングに移行していくようにしてください。

「朝食がとれない」という場合は、運動をする前に水分補給をしっかりしてください

朝のジョギングは注意が必要ではありますが、朝の運動自体がNGというわけではありません

ゆっくり体を動かす「ウォーキング」や「犬の散歩」などの運動はOKです。私も朝、2匹の犬を連れて散歩に行くのを日課としています。

「軽いジョギング」といっても、ジョギングはそれなりに激しい運動で、心臓に負担をかけてしまう。「どうしても朝走りたい」という人は、最初は「ウォーキング」から始めて、それから徐々に「軽いジョギング」にしていくことを心がける(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
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