「評価者思考」の管理職が成果を出せない納得理由 質の高いアウトプットを生むリーダーの思考法
このように、目にしたもの、聞いた話に対して、「それは、そもそもどういうことなのか?」と、一度、本質を抽象化し、それを、あらためて自分の仕事に具体的に落とし込む思考プロセスは、「学習者」としての発見や気づきを促します。
実に多くの人が評価者の思考で仕事をしている
私たちの周りを見てみると、実に多くの人が「使えるか、使えないか」といった「評価者」の思考で仕事をしていることに気づきます。そのような人を尻目に、「学習者」としての自問の習慣を部下たちと共有することで、発想豊かなチームとして仕事の価値を高めていこうではありませんか。
参考として、評価者と学習者の思考の違いの例を以下に挙げておきます。
◎評価者(評価する)
- ウチとは状況が違うので使えない。
- あの人だからできるので、自分には無理。
- この点が問題だから役に立たない。
- すぐに使えないので意味がない。
- 実践的ではないから使えない。
◎学習者(自問する)
- ウチとは状況が違うが、ヒントがあるとすれば何だろうか?
- あの人の話の中で、自分にもできることがあるとすれば何だろうか?
- 問題点もあるが、役に立てる部分は何だろうか?
- すぐに使えるようにするには、どう工夫すればよいのだろうか?
- どうすれば実践で使えるようになるのだろうか?
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