奇跡?「DeNA」が首位に立っている理由 「見かけの戦力」よりも、大事なものがある
セ・リーグは昨年のAクラスとBクラスが反対に
プロ野球は4月12日、セ・パ両リーグとも全カードひと回りの対戦を終えた。
パ・リーグは日本ハムが10勝3敗で首位を快走し、優勝候補の呼び声が高かったオリックスがなんと2勝12敗…。まだ4月中旬というのに8.5ゲームもの大差がついている。
一方のセ・リーグは首位から6位までわずか3.5ゲーム差。1週間後はどうなっているかわからないが、現在の順位は面白いことになっている(成績はすべて4月12日現在)。
① 中 日(昨年4位) 9勝6敗
① DeNA (昨年5位) 9勝6敗
③ ヤクルト(昨年6位) 8勝7敗
④ 巨 人(昨年1位) 7勝8敗
⑤ 阪 神(昨年2位) 6勝8敗
⑥ 広 島(昨年3位) 5勝9敗
昨年のAラスとBクラスがそっくり入れ替わっているのである。
走り出しながら戦力、戦い方を整えていく序盤のつばぜり合い。昨年の上位球団はそれぞれ苦労している。
巨人はFA(フリーエージェント)で獲得した捕手の相川が開幕早々に右太腿肉離れで離脱。2年目の小林にマスクを託すのかと思ったら、一塁へコンバートしたばかりの阿部を3日の阪神戦(東京ドーム)から捕手に戻した。なりふり構わぬ危機対応。新人の高木勇人3勝、2年目の田口麗斗1勝と新戦力投手の大活躍もあって借金1で何とか踏み止まっている。
阪神は開幕の中日3連戦3連勝と最高のスタートを切りながら、その後は6連敗を喫するなど3勝8敗と失速。開幕から1番で遣い続けた鳥谷を12日の広島戦(甲子園)で今季初めて3番で起用し、そのキャプテンの逆転2ランでようやく連敗から脱出した。
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