東大生の親が「わが子に勉強を教えない」深い意図 教えるのが上手でも塾や学校に任せる場合が多い

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答えは、あくまで自分で探すものだと思ってもらわなければならないわけですね。そしてそのために、できないことを「一緒に」苦しんであげることが重要なのです。問題を一緒に解いてみて、親御さんも「どうやって解くのかわからない!」となったとしても、それでいいのです。

それはそれで、子どもは「やっぱりこの問題難しいんだ!自分だけじゃなくて、お母さんも同じなんだよね。やっぱりこれ、先生に聞いてみようかなあ」と考えたり、「こういう問題集も必要なのか」と考えたりするきっかけになるはずです。

自分で答えにたどりつけるように親はバックアップ

問題が解けるようになったら、「大人でも解けない問題を自分は解けるんだ!」という自信につながることもあるでしょう。そうやって、どんどん自立するきっかけになっていくわけです。

西岡壱誠氏と現役東大生による保護者&先生向けセミナー「偏差値が低い人間が、どういう声掛けで東大に合格したのか」を4月1日、4月8日に開催します(詳細はこちら

もちろん1人でそこまでたどりつくことができる子どもはまれですから、そうなれるようなバックアップは必要です。が、あえて答えを教えず、自分でどうすればいいか考えさせることも立派な教育だと言えるのです。

いかがでしょうか。答えを教えるのではなく、一緒に解いたり、一緒に考えたりして、子どもが自分で答えにたどりつけるように助けてあげることが重要なのです。ぜひ参考にしてみてください!

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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