たった9カ月で司法試験に合格した人の"超勉強法" 合格者の手記は、合格「攻略本」!
いくつかの手記を例に挙げ、どのようにして合格手記から勉強法を学ぶことができたのかを見ていくことにしよう。
ほかの人と違っても、合理的な理由があればやるべき
私が合格手記の分析をはじめたのは、1次試験を1カ月半後に控えたころだった。ここに例を挙げた手記を書いた合格者は、2カ月半の時間がある人だった。つまり、私はそれより短い期間で勉強しなければならなかったが、手記と同じく1科目あたり教材を3回読むことにした。
具体的には、問題集それぞれを1回目は4日かけて読み、次は2日、最後に1日をかける計画を立て、1冊を3回読んだ。また、この手記からは、最後に問題を解きながら、これまでに勉強したことをしっかりアウトプットできるかを確かめるのに役立つ問題集も知ることができた。
それから、自分の選択を最後まで押し通すこだわりも持っていなければならないという点も学んだ。たとえほかの人たちと同じ選択ではなかったとしても、そこに合理的な理由があればやるべきなのだ。この合格手記の著者ははっきりとは述べていないが、「多様な問題を解くことができた」という部分からは、ゆっくり3回読んで身につけた知識を、広く浅く問題に適用する練習をしたことがわかる。
このように合格手記を読むことは、遠まわりなようで自分に合った勉強法を作り上げるいい方法である。ぜひ自分にあった勉強法を見つけ、こだわってやり通してみてほしい。
(訳/岡田直子)
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