たった9カ月で司法試験に合格した人の"超勉強法" 合格者の手記は、合格「攻略本」!
何かを学ぶには、「直接経験」と「間接経験」のふたつの方法がある。直接経験は学べる範囲が狭く、その経験によるメリットとデメリットをそのまま受けなければならないという短所はあるものの、やはり現実感があるという点に長所がある。反面、間接経験は抽象的ではあるが、直接経験で発生する危険や不利益をひとつも受けないという長所がある。
多くの人がまったく知らない場所へ旅行に行くとき、ただチケットを買って出発するよりも、事前にガイドブックを見たり、インターネットで調べたりしてから出発するのもこのような原理によるものだ。
試験勉強も同じだ。試験勉強にも「攻略本」が必要である。それが、まさに合格者の手記なのだ。
「合格した人たち」がした勉強法のほうがいい
合格手記を分析してみると、勉強中にしてはいけないことと、しなければいけないことの区別ができるようになる。それだけでなく、どの程度の期間に、どの程度の努力をすれば、どのような結果が出るのかも予測できる。
本格的に司法試験の勉強をしながら、私も可能なかぎり司法試験の「攻略本」を収集するようにした。図書館で過去の受験雑誌を調べたり、本を購入したり、インターネットで手記を探し、プリントアウトしてスクラップしたりすることもあった。そうして集めた手記は、最年少合格者と首席合格者のものだけを選んでも30~40個ほどになった。
なぜそこまでして合格手記を探したかというと、手記からは合格するための勉強法や習慣を探すことができ、さらにそれらはすでに「検証されている方法」だったからだ。「多くの人」がよいという方法は、必ずしも合格のための勉強法ではないかもしれない。「合格した人たち」の話す方法だからこそ、統計的にも、経験的にも、成功が裏づけられた方法だと私は考えた。
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