たった9カ月で司法試験に合格した人の"超勉強法" 合格者の手記は、合格「攻略本」!

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実際に、集めた手記を読んでいると、合格者が語る勉強法と習慣には共通点と一定のパターンがあることに気づいた。そのことに気づいたあと、私は彼らが語る方法こそ合格するための方法だと信じるようになった。

合格手記を分析したうえで、独自の方法で勉強する私を、まわりの人たちはかなり不思議に思っていたようだ。「そんなやり方で大丈夫?」と心から心配してくれる人もいたし、「そんなやり方ではだめだ」と皮肉を言ってからかう人もいた。「なぜだれもしない方法で勉強するのか」とよく尋ねられたし、ひどいときには「きみの試験結果は大当たりでなければ大失敗だな」とまで言われもした。

しかし、私は確信していた。私にそんなことを言う人たちは試験にまだ合格していない人たちだったが、私が真似していたのは試験にすでに合格した人たちに共通する方法だったからだ。ただ、その方法を知らない人にとってだけ「不安で」、「不慣れな」勉強法にすぎなかったのだ。

最年少合格者からは卓越した勉強法が、首席合格者からは精神力が学べる

合格手記から勉強戦略を見つける前に、注意しなければならない点がある。それは、合格手記にも参考にすべきものがあれば、そうでないものもあるということだ。

私は、最年少合格者と首席合格者の手記だけを集めるようにした。最年少合格者からは勉強法と勉強を要領よくこなす方法を、首席合格者からはひときわすぐれた精神力を学ぶことができた。

もちろん、首席合格者の勉強法からもたくさんのことを学べたが、最年少合格者の手記のほうからは卓越した勉強法を見つけることができた。私は、最年少合格者の手記を文字どおり本当に「乾いてすり減るまで」読んだ。ひとつの単語、ひとつの文章の意味と行間を理解するために、かなりの力を注いだ。

一方で、首席合格者の手記は机の上やトイレの中に置いて、スランプ気味だったり、心が揺れた瞬間に取り出して読んだりすることで、気を引き締めるために使った。

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