「休日に思う存分寝る人」ほど疲れがとれない理由 多くの人の疲れは「身体の凝り」からきている

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日曜日の夜に眠くならず深夜まで夜更かししてしまうと、1週間のスタートである月曜日に寝不足で目覚めることになります。しっかり眠って爽やかに1週間をスタートするのと、寝不足でぼんやりした頭で1週間を始めるのとでは、仕事の質に雲泥の差が生まれてしまいます。

そこで体内時計がずれないような生活習慣を構築することが大切です。つまり平日は寝不足、休日に睡眠負債を返済するという生活リズムを改善する必要があります。極力平日と休日の睡眠時間のずれを少なくして、休日も平日に近い睡眠サイクルに整えるのです。

平日に早く眠るためには、仕事の仕方を改善しなければなりません。仕事のやり方などを変え、残業を減らして帰宅を早くしましょう。早く帰宅すれば夕食を食べる時間も早くでき、そのあとのリラックスタイム、入浴も前倒しできます。そうすれば、しっかり眠って翌朝には疲れがとれてリフレッシュした目覚めを得られるのです。

1日の疲れをその夜の睡眠で回復できれば、週末は朝からワクワクしながら元気に目覚め、積極的に活動できるようになります。充実した休日を過ごして、次の1週間を迎え撃つような気持ちの月曜日の朝にしたいものです。

休日は朝目が覚めたら、そのままベッドの中でごろごろ、うとうとするのはやめて、スパッと起きて窓を開け、太陽の光を浴びる習慣を持ちましょう。10分~15分の朝散歩ができれば、全身に太陽の光を浴びられてなお良いです。

目覚めてすぐに太陽の光を浴びるとなぜ良いのか?

実は、体内時計の1日は、地球の自転周期である24時間より約1時間ほど長い約25時間周期となっています。だから、毎日同じ時間に起きていても、我々の睡眠サイクルは1日1時間ずつずれてしまうことになります。しかし、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされます。つまり、太陽の光を浴びてから、14時間~16時間が経つと、脳からメラトニンが分泌されるのです。曇りや雨の日でも太陽の光はしっかり届いていますので、効果はあります。休日はもちろん、平日も目覚めたらまずは窓を開け空気を入れ替え、全身に太陽の光を浴びましょう。

40代ともなると会社での責任も重くなり、勤務時間以外もついつい頭の中で仕事のことを考えてしまいがち、という人が多いのではないでしょうか。特に仕事上でトラブルがあったり気がかりなことが起こったりしているときは、ずっとそのことを考えてしまい気が休まらないものです。しかし、そんなときこそ仕事を離れたら、いったん忘れて心身をリフレッシュしましょう。

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