「休日に思う存分寝る人」ほど疲れがとれない理由 多くの人の疲れは「身体の凝り」からきている

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凝りをほぐすという意味では、脳の疲れをとるのにも、いつもとは違う刺激を受ける行為を積極的にすると良いでしょう。映画やコンサート、テーマパークなど、日常の自分から離れられる場所に身を置くことで、予想以上にストレスが解消されるものです。

仕事や家事はある意味単調で、同じ種類の刺激を受け続けています。毎日同じ道を通って駅まで行き、同じ時刻に同じ車両の同じドアから電車に乗って最寄り駅に着き、いつもと同じコンビニで同じ飲み物を買って同じ時刻にオフィスに着く。単調な生活を続けていると、刺激が不足して脳も身体も不活性になっていきます。単調な生活はある意味、楽なのです。

不慣れなことや新しいチャレンジは、やったことがないから緊張しますし、ストレスもかかりますから「楽」ではありませんが、「楽しい」ものでもあります。「楽」と「楽しい」は同じ漢字を使っていますが、必ずしも同じ意味ではありません。

楽な生活をずっと続けていると心身ともに衰えていきます。我々は年齢を重ねていくにつれ、マインドが保守的になって新しいチャレンジをしなくなってしまいます。新しいチャレンジをしなくなると世界が狭くなり、さらに考え方や行動が消極的になっていきます。積極的な休日を過ごすことで、平日には受けることができない新しい刺激を心身に与えて活性化させる習慣を持ちましょう。

週末の夜更かしが1週間をダメにする

あなたの睡眠サイクルは平日と休日でどれぐらい異なるでしょうか? 平日と休日で目覚める時間が2時間以上ずれている人は要注意です。平日は寝不足続きで休日にたっぷり眠って補うというサイクルは、心身に良くありません。

我々の身体の中には「体内時計」が備わっています。朝目覚めてから14時間~16時間が経つと、脳がメラトニンという睡眠を促すホルモンを分泌させ、身体の深部体温が下がり眠くなる仕組みになっています。そのため平日と休日で極端に睡眠サイクルがずれる生活をすると、体内時計もずれてしまうのです。土曜日と日曜日に昼まで眠ってしまうと、日曜日の夜になかなか眠くならないという状態になりがちです。

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