ハッカーは米国の重要インフラを狙っている <動画>ダム、発電所、港などが攻撃の対象に
こういった攻撃があった場合、企業は公表を控えるのが普通だ。しかし、水面下ではさまざまなハッキングが起きている。コンピュータセキュリティコンサルティング会社、マンディアントのデーブ・ダマト社長は次のように言う。
「問題なのは、クリプトロックとして知られるマルウェアで、これは暗号化された多数のファイルに潜り込んでいます。クリプトロックは、泥棒が個人ユーザーからお金をゆすり取るために使われています。証拠隠滅のためにファイルを消去したりもします。または、昨年多くの銀行が被害にあったサービス妨害の攻撃も行われています」
多くの企業はソニーほどの投資をできない
企業側も防御を改善してはきているが、多くの企業は、ソニーほどはコンピュータセキュリティにお金をつぎこめない。「私の予想では、ソニー規模の破壊的攻撃や、その他の組織で会社全体が影響を受け、重要インフラにも影響が及ぶ光景を目にすることがさらに増えるでしょう。この予測は、テロリストや北朝鮮やイランといった国家組織が、より洗練され攻撃能力を持ったという過去の動向に裏付けられているのです」(ダマト社長)。
専門家は、攻撃的破壊の発生を防ぐためにはさらなる財政的支援と努力が必要であると指摘する。ハッキングツールがハッカーにとってより身近に利用できるようになっているからである。
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