"元浪費家"のFPに教わる「貯める人」に変わる極意 お金ばかり心配する老後を避けるためにできること

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元ダメダメ浪費家だったという鈴木さや子さんが教える、貯める人に変わる極意とは?(撮影:尾形文繁)

現代の暮らしはお金抜きでは1日も成り立たない。若いときは貧乏に耐えられても、年齢を重ねるとお金で安心を買うような場面も増えていく。

当然、結婚においてもお金は重要だ。現在の収入だけでなく、使い方や貯め方を含めた価値観が違いすぎる相手とは恋愛はできても結婚生活の継続は難しい。35歳以上で結婚する “晩婚さん”の場合は、妊活や介護、老後の備えなどにすぐさまお金が必要だったりもする。

しかし、お金のことばかり心配する人生も避けたい。安心して暮らし続けるための「手段」に振り回されては本末転倒だ。夫婦で最低限やるべきことだけを実践し、あとは楽しくお金を使って自分なりに豊かな生活を送りたい。どうすればいいのだろうか。

今年1月に『資産形成の超正解100』を上梓したファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんは「元浪費家」という親しみやすい過去を持つ。浪費だけでなく、FXやパチスロ、デイトレードなどにも手を出して貯蓄を減らした経験もあるらしい。自分はこの人よりはマシ、いやこの人のアドバイスならば実行可能かも、と思える。まずは鈴木さんの「ダメダメ」な浪費家時代のエピソードを聞いてみたい。

夫婦でパチスロにハマっていた時代も

――1995年の新卒で保険会社に入ったそうですね。

はい。保険会社の社員は自らいろんな保険に入ることになるのですが、予定利率の高い貯蓄型のお宝保険がまだあった時代でした。でも、契約者貸付という制度を使ってバンバンお金を借りて海外旅行などに行ってしまったんです。「寿退社」をして解約したときに戻って来たお金はほぼゼロ。今から考えると後悔の嵐です。

――退職して専業主婦になってからギャンブルにハマったという経験もユニークです。

パチスロを教えてくれたのは夫です(笑)が、私自身がめちゃハマってしまって。夫が勤め先から帰って来たら子どもの面倒をお願いして夜までパチスロを打ちに行ったり、閉店時には台を見て回り、翌日は早朝から行列に並んで狙った台を確保するなど、なかなか本気でやってましたね。新装オープンの店にもなんとかして行きたくて子どもを一時保育に預けてまでして打っていました。保育の使い方が間違っていますね……。

でも、ギャンブルは勝ったときの記憶しか残りません。夫婦2人で300万円以上は失ったと思います。法改正で一攫千金は狙えなくなったのをきっかけにして本気のパチスロをやめることができました。

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