元国税芸人が教える「インボイス制度」の重要知識 わかっているようでよくわからない仕組みを解説

インボイスを学ぶ前に知って起きたいこと
なんとなく税金に関する制度だろうな、とは思っていても具体的になんなのかはわからない、それがインボイス。
これは消費税に関する制度です。まず、多くのフリーランスが消費税を納めていません。
「え、消費税って納めるものなの? 買い物をしたときに、負担するだけじゃないの?」
と思う人もいるでしょう。取引をして消費税を受け取っている人は、消費税を納める必要があります。
しかし、消費税を受け取った覚えのない方もいるでしょう。特に、芸人をしていると、自分で取引先に対して請求書を出すことがありません(ぼくは出しています)。
だから、消費税を受け取っている感覚がない。それでも、所属事務所は本体価格と消費税を合わせて、企業やテレビ局に請求しています。
たとえば、吉本興業さんに10万円で仕事の依頼が来たとします。吉本興業さんは、依頼主にその10万円が税抜か税込かを確認します。税抜なら請求書の金額は消費税を加えて11万円、税込なら10万円になります(吉本興業さんは法人なので、源泉徴収しません)。
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