・パートナーがイライラしているのでケンカが増えた
・不条理なことで上司にどなられるパワハラのようなことが増えた
・やたら暑がったり、寒がったりする。自宅のリビングや寝室、オフィスの温度設定でもめることが増えた
・首から上の汗がダラダラで気になる
・夜トイレに何度も起きているのがわかる
・疲れがとれない、眠れないとよく言っている
・肩こり、頭痛を訴える
・急にふさぎ込むことが増えた
・約束のドタキャンが増えた
・あきらかに見た目が老け込んだ
・ちょっとしたことで、すぐイライラするようになった
・理由もないのに気持ちが落ち込んでいる
・忘れものやミスが多くなっている
・仕事に集中できていない様子だ
・新しいことに興味を持たない
・好きだった趣味やスポーツもやりたがらない
・新聞や週刊誌は読んでいるが、厚い本を読んでいる姿を見かけない
女性ホルモンが下がってくると、心も体も感覚が過敏になります。皮膚がかゆい、頭が痛い、手先が冷える、肩がこる。そして、喉の違和感を訴える方も多いです。男性の場合はテストステロンが低下してくると、性欲低下とうつ傾向が強く出ます。
親しい関係の方が前ページのチェックで2〜3個当てはまるかも!?と思った場合は、「一度、病院へ行ってみたら」とアドバイスしていただくのが理想的ですね。
女性の場合は、「更年期障害かもしれないから病院に行ってみれば?」と言いやすいですが、男性に対しては、なかなか言い出しにくいでしょう。そもそも男性は普段から病院に行きたがらないし、仕事を休んで病院に行っていることが会社に知れると人事評価に悪影響があると懸念してしまいます。さらに泌尿器科への受診はハードルが高いようです。
なので、「病院に行ったほうがいい」という言い方よりも、「男性更年期の記事が○○に出てましたよ」「最近、男性更年期の記事よく見ますよね」などの情報共有をするのがよいでしょう。
男と女の更年期を知ってほしい!
「更年期」は、閉経という女性ホルモンがガクっと下がる節目を迎える女性だけものというイメージがかつてはありました。しかし、男性でもテストステロンが加齢によって低下することで更年期障害になりうることも今は知られるようになり、その数は6人に1人ともいわれています。
また、若い方でも強いストレスによりテストステロンが下がると、早い人は30代から訪れることもあります。ほかにも、肥満やうつ、がん治療などもテストステロン値が下がる要因です。
テストステロンは男を創りあげる男性ホルモンの主役ですが、加齢はもちろん年齢を問わずストレスによって減少すると、全身の倦怠感、性欲低下、気力の低下など、いわゆる「男性更年期障害」と呼ばれる症状が出てきます。
1979年、「男にも更年期がある」と熊ちゃん先生(テストステロン補充の第一人者で男性医学の父と称された故・熊本悦明さんのことを敬意を持ってこう呼ばせていただいています)が講演したときには、キワモノ扱いされたそうですが、当時は誰しもが性ホルモンについてあまり興味がありませんでしたから、致し方ありません。
それにテストステロンは、スポーツ競技で筋力を増やすために用いるドーピングのイメージが強くあり、とくに日本では悪者扱いされ続けてきました。
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