腸の名医が「バナナ腸活」を本気で提唱する理由 「これなら続けられる」という基準で選ぶべき

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バナナを食べる腸活、名付けて「バナナ腸活」をおすすめする理由や効果をご紹介します(写真:freeangle/PIXTA)
「腸内環境が乱れると免疫力が落ちて、病気にかかりやすくなる」。体や心の健康に腸が重要という認識が浸透しつつあるなかで、さまざまな腸活法が提唱されている。
そのような多様な腸活法のなかで、順天堂大学医学部教授で、腸の第一人者でもある小林弘幸氏は、非常に手軽で続けやすい「バナナ腸活」を特におすすめしている。今回は、このバナナ腸活をおすすめする理由や効果、そしてバナナ腸活を取り入れる際のコツについて、小林氏の著書『腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由』の内容を一部抜粋して、紹介する。

腸内環境が荒れたままにしておくと起こること

正直、「最近、腸が疲れている」と実感することは、あまりないと思います。ひどい便秘や下痢が何週間も続けば、「さすがに何かおかしいのかも……」と思うかもしれませんが、数日間だと気がつかない、もしくは気がついても放っておくという方も少なくないのではないでしょうか。

私が診る患者さんも症状がひどくなってからクリニックを訪れる方がほとんどです。その放置がどんどんと腸を疲れさせます。「やる気がでない」「体がだるい」「風邪などの病気にかかりやすくなる」「やせられない」「肌が荒れる」「よく眠れない」といった、体と心の不調を引き起こします。

さらには、うつ病や大腸がんといった病気につながる危険性も高まっていくのです。そうならないためにも、早めに腸の疲れに気がつくことが大切です。たとえば、起きたときに、おへそのまわりを触ることを習慣化してみてください。いつもより冷たさを感じたら、腸が疲れている可能性があります。おならが異常に臭いのも、腸が疲れている危険性が……。

ぜひ、次の「腸疲労チェック」を試してみてください。

腸疲労チェック(YESの数をチェック)
①便秘気味で排便が毎日ない
②便が硬かったり、下痢だったりする
③便意を突然感じる、またはまったく感じない
④排便後、お腹に張りや残った感じがする
⑤のどが乾かないと水は飲まない
⑥食事時間が不規則またはお腹がすいたら食べる
⑦肉中心の食生活で発酵食品はあまり食べない
⑧毎朝起きる時間がバラバラである
⑨お風呂はシャワーですませることが多い
⑩ほぼ歩かない日があり運動不足を感じる
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