"50代で太らない人"が「絶対に買わないもの」 家の中を見れば「太りやすいかどうか」がわかる
理由は、冷めた炭水化物には、消化されずに大腸まで届く「レジスタントスターチ」(難消化性でんぷん)が含まれているから。
レジスタントスターチは、食物繊維と似た働きをする、消化されにくい繊維状のでんぷんです。レジスタントスターチを摂取すると、血糖値の上昇がゆるやかになる、胆汁酸を排出して脂質の代謝を高めるという報告などが多数あります。
また、レジスタントスターチは、不溶性食物繊維のように便のかさを増したり、水溶性食物繊維のように腸内細菌のエサになって善玉菌を増やす役割も果たします。
さらに、レジスタントスターチが善玉菌により分解され発酵すると、腸内環境を良好に保つのに欠かせない短鎖脂肪酸が作られます。短鎖脂肪酸には、腸のぜん動運動を活発にしたり、悪玉菌が増えるのを抑制する働きがあり、しかも食欲を抑えるホルモン分泌を高める働きもあります。
私たちの健康にとても有益なレジスタントスターチは、穀類やいも類、豆類などに含まれています。加熱調理すると構造が変わり、難消化性ではなくなってしまうのですが、冷めると再び消化されにくい繊維質に戻るという性質を持っているのです。
ですから、ごはんを食べるなら、冷めた状態で食べたほうが体に良い効果が期待できるわけです。糖質が脂肪になりやすい夕食や夜食などでは、特におすすめします。
家を見ただけで、太りやすいかがわかる
太りやすい人と太りにくい人の違いは、生活習慣の違いが大きいわけですが、実はその人の家を見ただけで、ある程度は見分けがつきます。
まず、キッチンです。キッチンスケールや軽量カップ、軽量スプーンなどの"はかる"道具が何もない家の人は、太りやすい傾向にあると思います。
中高年になって代謝が落ちてきているからには、少しは食べる量を減らすなど、太らないための努力が必要です。
そんなとき、食べ物の重さやカロリー計算などがきっちりできる人は、肥満になる可能性はぐっと下がります。反対に、食べることにアバウトで、面倒くさがり屋の人は、肥満になる可能性が上がるでしょう。
また、50代になっても、大きい茶碗や皿などを使い続けている人も心配です。器が大きいと1食あたりの量が若い頃のままで、過食気味になりがちです。大きいグラスや大きいカップも、甘い飲み物を飲みがちな人は小さいものに交換することをおすすめします。
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