「すぐ辞める若者」が見落としている残念な現実 新人は「コモディティ」ということを自覚すべき
「使い捨て人材」にならないために大切なこと
若い人、特に社会人になったばかりの人に、さしあたって何を頑張ればいいのか、どんな方向に進めばよいのかアドバイスを求められることがあります。私は決まって「履歴書に書けるぐらいの実績を残せるように、一所懸命に目の前の仕事を頑張ってください」とお答えしています。
いつでも採用できる、あるいはすぐに代わりを補充することのできる人材は、「コモディティ人材」(他と大差のない人)と呼ばれます。コモディティとは、メーカーや生産者の区別なく、一定の質に収まった、標準化された商品のことを指し、取引される相場商品のことをコモディティ商品と呼びます。たとえば、小麦や原油などは、収穫したり採掘したりしたあとで一定の加工を行い、似たような品質のものに統一されることによって市場が整備でき、交易や取引、流通がしやすくなるのです。


















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