最新ランキング「働きがいのある会社」トップ50社 中の人のクチコミで見る「超優良企業」はこれだ

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次に中外製薬です。

(画像提供:OpenWork)
研修なども多く、キャリアについての相談もできる先があるため、どういった方向に進みたいか、考えて動くことができる。上司も親身になって話を聞いてくれ、助言もくれる(研究職、女性、中外製薬)
社内公募制度があり、活用することで、様々な職種から興味がある職種にチャレンジ出来ます。研修制度が充実している。また、業務に関する自己啓発には、費用のサポートがある(MR、男性、中外製薬)

会社・上司が「個人のキャリア」を支える文化

これらのクチコミから、キャリア開発を行うための機会を会社が用意していること、個人のキャリアについて上司が一緒に考える文化があるという特徴があることがわかります。

「人材の長期育成」と聞くと、一見「その会社に長くいられるかどうか」という終身雇用制度の延長線上の観点のように思うかもしれません。しかし、実際のクチコミを通じて分析すると、長い目で見たときに個人が自社内外を問わず活躍できるような教育の機会があるという点が、高スコアという形となって表れていることが考えられます。

「リスキリング」「ジョブ型雇用」という言葉が最近注目を集めるようになったように、今後は変化の激しい時代にも対応できるよう、企業主体で個人のスキルや専門性を高める取り組みがますます重要視されていくのではないでしょうか。

今回は平均として複数の企業をまとめて見ましたが、企業ごとにクチコミを見れば、その会社の特徴や傾向がわかり、より自身に合う企業を見つけることができるはずです。

転職という選択肢が当たり前になりつつある社会だからこそ、求人票に書いてある条件や評価スコアだけに目を向けず、多面的な情報を見ることで自分自身に合う会社、活躍できそうな会社を見つけていただきたいと思っています。

後編は、トップ50に入った会社の中で、大きくランキングを上げた会社を中心に分析をしていきたいと思います。

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大澤 陽樹 オープンワーク 代表取締役社長

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おおさわ はるき / Haruki Oosawa

1985年生まれ。東京大学大学院卒業後、リンクアンドモチベーション入社。中小ベンチャー企業向けの組織人事コンサルティング事業のマネジャーを経て、企画室室長に就任。新規事業であるインキュベーション(ベンチャー投資)事業やモチベーションクラウド事業の立ち上げ、経営管理、人事を担当。2019年11月オープンワーク副社長。2020年4月より現職。2022年12月、東証グロース市場に上場。

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