日本の景気は思ったよりも良くなるかもしれない 家計に眠る「巨額の金」に加え、意外な追い風も

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ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。5日は東京競馬場で東京新聞杯(G3、第11R・芝1600メートル)が行われる。上半期の古馬マイル路線のステップレースであり、安田記念やヴィクトリアマイルと同じコースで行われる。「ここを勝って次はG1へ!」と狙う馬が集まってくるレースなので、きちんと見届けておきたいレースである。

東京新聞杯の本命は「強い4歳世代」のナミュールで勝負

先週(1月29日)のシルクロードステークス(G3)におけるナムラクレアの強さを目撃して、「今年の4歳牝馬はかなり強い」と思えてきた。東京新聞杯は、過去10年で牝馬が4勝しているレースでもある。となれば、ここはナミュールが本命。既にG1レースを5戦も体験し、秋華賞2着、オークス3着の好成績を収めている。ここでは格が違う存在と言えよう。

とはいえ、東京新聞杯は「荒れる」レースでもあるので、軸をナミュールとするにせよ、そこからは少し手広く構えたい。

対抗には6歳牡馬ながら、晩成型のスクリーンヒーロー産駒であるウインカーネリアンを。穴馬には前走の勝ちっぷりが良かったインダストリアを。以下、ジャスティンカフェ、プレサージュリフト、ピンハイ、エアロロノアまで広げておこう。

ついでに、あるかもしれないのがサクラトゥジュール。鞍上の田辺裕信騎手は近年、このレースで何度も好成績を収めている。一発があっても不思議はないですぞ。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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