冷蔵庫で「野菜の鮮度が落ちる」残念な保存の仕方 野菜は「収穫後の今も生きている」と心得よう

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細長い野菜は「立てて保存」で鮮度を保つ
ペットボトルのほか、牛乳パックも保存に役に立つ(イラスト:わたなべみきこ)

ペットボトルや牛乳パックを半分~1/3ほどにカットして冷蔵庫に入れておくことで、野菜を入れるだけで立てて保存できるようになります。

立てて保存すると、横向きに寝かせて保存するより冷蔵庫のスペースが確保できることもメリットです。

購入後の成長を止めて長持ちさせる

購入した野菜をそのまま放置すると、時間が経てば経つほど成長するため、栄養や水分を成長のために使ってしまいます。

野菜売り場の歩き方
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畑にいるときは土から水分を吸い上げたり、光合成で栄養を生成したりできますが、収穫後はそうもいかないので、どんどん劣化していくのです。

そこで、野菜の成長を止めることで栄養価やおいしさをキープしつつ、長持ちさせることができます。

成長を止めるためには「成長点」を壊す必要があります。成長点には、他の部分から栄養や水分を集めて、野菜を成長させる役割があります。

例えばキャベツやレタスの場合、芯の奥側に成長点があるので奥まで爪楊枝を数本刺すだけで成長点を壊せます。白菜は芯の真上に成長点があります。

1/2や1/4にカットされているものだと、外葉よりも内葉から使うことで長持ちさせることが可能なのです。

キャベツは芯の奥側の成長点を爪楊枝で壊す
キャベツは芯の奥側の成長点を爪楊枝で壊す(イラスト:わたなべみきこ)
青髪のテツ スーパー店員

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あおがみのてつ / Aogami no Tetsu

日本一有名なスーパーの店員。野菜・果物ジャンルのインフルエンサー。長年スーパーマーケットの青果部で勤めてきた経験を元に、Twitterやブログを通じて野菜や果物の知識を発信。53万人(2023年2月現在)のフォロワーを誇るスーパー業界随一のインフルエンサーとなる。野菜の選び方、簡単レシピ、長持ちする保存方法、相場予報など、生産者と消費者を繫ぐ視点の発信で幅広い世代から支持を得ている。

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