栄養やおいしさも、色に注目するとわかります。
例えば、にんじんはオレンジ色が濃いものほど、体内でビタミンAに変換されるβ–カロテンが多く含まれます。
冬の寒い時期、多くの野菜は水分が凍結しないように糖を生成し、凍りにくいように自分自身を変化させます。
ブロッコリーやキャベツが紫色がかっていることがありますが、これらは寒さに当たってポリフェノールが表面にあらわれることで起こる現象です。
そのため、冬の時期に紫色に変色しているキャベツ、ブロッコリー、アスパラガスは糖度が高く、甘くなっている可能性が高いんです(紫色に変色するのは別の要因の場合もあります)。
傷み始めのサインは「切り口」にあらわれる
野菜は包丁を入れたところから傷みます。
お店に並んだ野菜も当然切られたもの。
切り口をチェックすると、鮮度がわかるんです。
一見切り口なんてなさそうな野菜も、根や茎と接触していた部分に切り口があるので、そこをチェックしましょう。
表面の色や、葉の状態についつい目が行きがちですが、切り口もしっかりチェックして野菜を選ぶようにすると、より鮮度の良い野菜を選ぶことができますよ。
例えば、きゅうりやピーマンのヘタ、キャベツやレタス、白菜の芯などの切り口の状態や色を見ることで、その野菜の鮮度がわかります。
また、1/2や1/4にカットされた白菜やキャベツは、断面の状態をよく見てから買いましょう。
白菜やキャベツは、一玉の状態だと条件次第で2週間くらいはおいしさを保ったまま保存できます。
しかし、カットされたものは切り口から傷み始めるので、ほうっておくと2〜3日で悪くなってしまいます。
野菜を手にしたら、ヘタ、芯、断面など、切り口の状態を忘れずに確認しましょう。
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