会社の明るい未来に「忍者人材」が必要とされる訳 新市場を探りながら、いろいろ仕掛けていく

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忍者の仕事は、必ずしも成功するわけではない。いろいろ仕掛けていって、そのうち成功するのはごく一部だ。しかし仕事が不首尾でも、忍者は切腹してはいけない。しぶとく生き延びる必要がある。未来を創り出す人材とは、この「忍者人材」だといってよい。

忍者を育てるのは、実際に忍者修行をさせるしかない。座学だけでは忍者になれない。忍者の教科書を読めば「正しい手裏剣の投げ方」などが書いてあるかもしれない。しかしその内容は、実際に訓練することではじめて身につけられるものだ。

忍者修行とは失敗の連続だ。最初から忍術を使える人はいない。何回もトライして、ようやくうまくできるようになる。

ところが、1度失敗したら「自分には適性がない」と思ってしまう人は多い。また多くの日本企業は、失敗すると担当を外す。それではいつまでたっても忍者は育たず、未来創造はできないままだ。まずは「未来創造プログラム」への参加を入口に、忍者人材を育てていこう。

最初から「忍者人材」は集まらない

未来創造のチームメンバーに、最初から「できる忍者たち」が集うことはない。最初に集まるのは、よくわからないパーパスを掲げる変わり者と、なぜか指名されてしまった「どこか心許ない人たち」というのが現実だ。
しかし、未来創造のパーパスを掲げ、ビジョンの実現に向けて努力しているうちに、そんな彼らがしだいにリーダーとして変身していくのだ。

この過程は、映画の世界で描かれる「冒険ストーリー」に似ている。集まった仲間が、困難のなか共通の目標を目指すのだ。ときにはお互い対立することもあるだろうし、去っていくメンバーや新たに迎えるメンバーもあるだろう。

そして、そんな経験を積むうちに、最初は心許なかったチームが、お互いの個性を発揮し、どんどん力強く成長していくのだ。未来創造という困難に真剣にチャレンジすることで、仮にそのチャレンジには失敗したとしても、メンバー1人ひとりがリーダーとして「一皮むけて」大きく成長しているのだ。

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