日本人は日本の「寄付文化の貧弱さ」を知らない 米国は1人当たり約10倍、だが地道な取り組みも

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左から青柳呂武(口笛)、山下靖喬(津軽三味線)、RIO(ウクレレ)、前田拓郎(ピアノ)、荒井里桜(ヴァイオリン)、長尾春花(ヴァイオリン)、山中惇史(ピアノ)、山下裕賀(メゾソプラノ)、實川風(ピアノ)、山本耕平(テノール)、佐野靖(東京藝術大学副学長)、坂田康太郎(司会、プロデューサー)(写真:LEON編集部)

そして、去る10月21日には、このプログラムが開始して10年を記念した「ダイナースクラブ アーティストサポートプログラム 10周年スペシャルコンサート」が東京・サントリーホールのブルーローズ(小ホール)で開かれました。

プロジェクトからスターとなった多彩な面々の演奏

当日はこのプロジェクトから巣立ち、スターとなったアーティストたちを中心に11名が大集合。今や世界で活躍するピアニスト3名、ヴァイオリニスト2名、オペラ歌手2名のほか、尺八、津軽三味線、ウクレレや国際コンテストで優勝した口笛奏者まで多彩な面々が、次々に演奏を披露しました。

クラシックの名曲から民謡、現代日本作曲家の新しい作品まで、硬軟とりまぜた構成は聴く者を飽きさせることなく、若い演奏家たちの情熱的な演奏は、時に楽しげに、時に真剣に舞台を盛り上げ、あっという間の2時間でした。

山本耕平(左/テノール)と山下裕賀(右/メゾソプラノ)が美声を披露。伴奏は前田拓郎(ピアノ)(写真:LEON編集部)

筆者もここでお気に入りのアーティストを何人か発見し、その後フォローしています。このところ日本のクラシック界では世界のコンクールで優秀な成績を残す演奏家が次々に現れていますが、世界に誇れる日本人演奏家の育成に微力ながらもひと役買えるとなれば、これぞまさに「精神を満足させてくれる消費」の究極の形ではないでしょうか。

自分がサポートしてきたアーティストの演奏会に出かけるなんていうのも、なかなかカッコいいデートだと思いますよ。(文/只野仁志)

(写真:LEON編集部)
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