今シーズン最強の寒気襲来、太平洋側でも大雪に 全国的に厳しい寒さ、水道管凍結による断水に注意

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北陸から山陰は、風がぶつかり合うことで雪雲が発達するJPCZ(Japan sea Polar air mass Convergence Zone、日本海寒帯気団収束帯)が予想され、局地的には短時間で一気に積雪が急増する可能性があります。

24日朝の通勤通学の時間帯は雪の降り方が弱くても、帰宅時間帯に状況が悪化し、大雪や猛吹雪によって立ち往生が発生しているかもしれません。

大雪時の注意点
(出所:weathermap)

雪道や凍結した道を歩くには、もちろんスノーシューが適しています。

ポイントは靴底。溝が多く、素材が柔らかいと、地面との摩擦が効いて滑りにくいです。

ただ、普段は雪が多くない地域の方は毎年必要ではないものを買うことを躊躇われるかもしれません。そこでおすすめなのが着脱可能な靴底用の滑り止めスパイクです。

歩くときは、足裏全体を地面に着けるように歩く「ペンギン歩き」を意識しましょう。

地球温暖化により大雪が増える!?

このところ世界各地で記録的な暑さになることが増えました。この地球温暖化の影響で、災害につながるような大雪が増えるおそれがあります。

冬型の気圧配置のとき、大陸から吹き出す寒気が日本海の上空を進む過程で、比較的暖かい海面からもたらされる熱や水蒸気によって雪雲ができて日本海側に雪を降らせます。

雪雲ができるメカニズム
(イラスト:筆者案を基に東洋経済作成)

日本海の海面水温が高いと、熱や水蒸気の供給が増えるため雪雲が発達しやすくなるのです。

冒頭に記載した昨年12月の大雪のときは、JPCZに加えて、海面水温が平年より高かったことも降雪量が増えた一因と考えられています。

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