在宅ワークで散らかった部屋を整理する効率テク 書類に手をつけ、デジタルのガラクタも処分

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在宅ワークでは自宅に書類が増えてしまう(写真:jat306/PIXTA)
在宅ワーカーの悩みは、自宅に仕事のツールや書類が増えて散らかってしまうこと。どのようにすれば効率的に整理を進められるか、現代のミニマリズム運動を代表するジョシュア・ベッカー氏の最新作『より少ない家大全』より一部抜粋・編集してお伝えします。

近年、自宅を仕事場にする人が増えている。フルタイムの人もいれば、副業の人もいる。オフィスに勤める伝統的なスタイルで働く人たちの多くも、仕事を家に持ち帰ることがある。さらに、出勤とリモートを組み合わせて働く人も増えてきた(リモートで働く場所はたいてい自宅だ)。デジタル革命によって、働く場所の革命も可能になった。長い時間をかけて出勤するよりは、自宅で働くほうがずっと生産性が高くて魅力的だ。

しかし、自宅で働くことにはマイナス面もある。それは家の中が散らかることだ。家で働くかどうかはともかく、私たちには家計管理という仕事もある。各種の料金を支払う。書類を保存する。予算を管理する。投資の勉強をする。税金の計算をする。スケジュールを管理する。やらなくてはいけないことは数多い。

紙類はどう扱うか

家の中を散らかす犯人はいろいろあるが、なかでも紙類の罪は特に大きい。ホームオフィスを見ればそれがよくわかる。新聞や広告、パンフレット、郵便物などは、だいたいホームオフィスにたまっていく。それに仕事用の書類もあれば、お金関係の書類や保険会社からのお知らせもある。車両の記録、寄付の領収書、以前の確定申告の控えなど、ありとあらゆる紙類の集積所だ。

ホームオフィスに残してもいい紙類は、絶対にホームオフィスに保存しておかなければならないもの、なおかつきちんと場所を把握して、必要なときはいつでも取り出せる状態にしてあるものだけだ。ホームオフィスの紙の山をミニマル化するときは、次の3つのカテゴリーに分類するといいだろう。ほぼすべての書類がこの3つのどれかに含まれるはずだ。

①必要な書類(少なくとも今のところは)

②いらない書類

③デジタル化できる書類

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