ロジクール1.3万円マウスは何がスゴいのか

実質9年ぶりのハイエンドマウスの実力は?

Unifying専用レシーバー

本機をコンピュータと接続するためのインターフェイスは、Bluetooth SmartとUnifyingの両方を利用できる。Unifyingはロジクール独自の2.4GHz帯を用いた無線通信方式で、専用レシーバが付属している。もっとも、Bluetooth接続の場合でも機能差があるわけではないので、接続するパソコンやタブレットなどがBluetoothに対応しているのであれば、わざわざ専用レシーバを利用する必要はないだろう。

裏面下部に見えるのがパソコンの切り替えボタン。現在、どの番号で動作しているかは光で知らせてくれる。

また、接続先を3カ所まで記憶することができる「Easy-Switch」テクノロジを搭載している。これはいずれかの方法での接続構成を登録しておき、本体裏側にあるボタンで切り替えるというものだ。

デスク上で二つ以上のコンピュータを同時に操作したい場合に切り替えながら利用できるほか、デスクトップで使っているマウスをノート型パソコンでも使ってみたりと、使い方は人それぞれだが、WindowsとMac、2台のノート型パソコンとデスクトップPCを机に並べている筆者にはとても便利な機能だった。

なお、前作のm905はUnifyingでの接続しかサポートしていなかった。

注目の新機能は?

さて、ここまでがマウスとしての基本動作に関する部分だ。古いマウスでも、マウスの動きに関するカスタマイズなどは、精度が同じdarkfieldトラッキングセンサーなら、ドライバソフトウェアの進化で追従できるが、ボタン配置などの違いから来る付加機能の使いやすさは真似できない。

MX Masterの場合、もっとも注目されるのはMX Revolutionからm905へのモデルチェンジで廃止されていたサムホイール(親指位置にあるホイール)と、電子制御切り替えのスクロールホイールメカである。

まずサムホイールだが、名前は同じでもMX Revolutionの時とは仕組みが異なる。MX Revolutionのサムホイールは、ホイール形状をしていたものの基本的にはシーソースイッチで、どちら側に回すか、2値の入力しか行えなかった。これに対してMX Masterのサムホイールはきちんと回転する。

ホイール回転に対応する機能は、Windowsの規定値では左右スクロールに、Macでの規定値はブラウザの進むと戻るに割り当てられている。Windows 8.xならば、左右スクロールを親指で行うことでスタート画面での操作性がグンと向上する。

しかし、本機のハイライトはスクロールホイールに電磁クラッチを用いた自動切り替え型のホイールモード切替メカが組み込まれたことだ。カリカリとクリック感のある一般的なホイールの動き(ラチェットモード)に加え、慣性でクルクルと高速回転するクリックのないホイールのモード(フリースピンモード)が、内蔵された電磁式クラッチで切り替わる。

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