たっぷり貯金したいなら、節約はするな 新入社員・20代の若手社員がやるべきこと

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「勉強会に誘われたけど、参加費1万円は高すぎる。やめておこう」。

勉強会は、君のスキルを高めてくれる効果があるだけでなく、そこで知り合った人たちが将来、君のビジネスを支えてくれる強力な人脈になる可能性がある。それをみすみす捨てようというのか!

「そんなことを言っても、初任給は18万円。生活費だけでカツカツなのに、どうやって節約せずに暮らせと言うの」

副業を持て、いずれ起業につながるかも

その気持ちもわからないではない。地方から出てきて東京暮らしだとしたら、確かに18万円のお給料では厳しい。

そういう時は、収入源を増やそう。副業のススメだ。

それも、本業に差し障らない程度で、いくばくかのおカネを得られる副業を考える。

最近は、副業に対して寛容な会社が増えている。大手企業だと、副業に対して禁止規定を設けているところもあるようだが、アフィリエイトやネットトレードなど、インターネットを駆使すれば、副業規定があったとしても、グレーゾーンぎりぎりのところで収入源を増やすことができる。

いずれ、副業の収入が本業のそれを超えることがあるかも知れない。そうなったら、いよいよ起業のタイミングだ。

「あ~あ、学生時代は自由で良かったな」恐らく5月の連休明けになると、そんな気持ちが強くなって、「五月病」になることもあるだろう。

でも、社会人は学生時代よりもはるかに自由だ。自分の責任において、自分が歩む道を自由に選ぶことができる。収入源も好きなように増やすことができる。

要は、やる気の問題だ。

そして、やる気は節約からは決して生まれて来ない。節約に知恵を絞るくらいなら、いかにして収入源を増やすかを、しっかり考えよう。

その時間が、君たちには十分ある。

な~んて。一度、このコラムを真似してみたかったのですよ~。

でもね、これからの時代、節約よりも収入源を増やすことの方が、より大事になってきます。

節約は、どれだけ頑張っても、給料を超える経済効果は得られません。でも、収入源を増やすことが出来れば、本業から得ている給料以上の経済効果が期待できます。どっちに頭を使った方が人生ハッピーか、と言われれば、それはもちろん後者でしょう。

やがて結婚すれば、単純に働き手は2人になります。専業主婦になりたいという女性も多いようですが、パートの範囲で結構なので、とにかく収入源を確保しておくこと。働き手が旦那さんだけの場合、奥さまがいくら一所懸命節約に励んだとしても、旦那さんの会社が倒産したら、完全なお手上げです。

それならば、奥さんもほんの少しで良いから働く。それがこれからの時代の家計リスク管理につながっていくのです。
 

井戸 美枝 ファイナンシャルプランナー

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いど みえ / Mie Ido

神戸市生まれ。 関西と東京に事務所を持ち、年50回以上搭乗するフリークエントフライヤー。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。『世界一やさしい年金の本』(東洋経済新報社)、『知らないと損をする国からもらえるお金の本』(角川SSC新書)、『現役女子のおカネ計画』(時事通信社)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(日経BP)『親の終活、夫婦の老活 インフレに負けない「安心家計術」』(朝日新書)など著書多数(ホームページ​経済エッセイスト井戸美枝FBページ)。

 

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