フードロスを生む「資本主義」を分解する人の挑戦 「おいしい」「うれしい」と思える仕組みを作る
コンポストが「おいしい」を返してくれる
東京都三鷹(みたか)市で無農薬・無化学肥料の野菜づくりを行っている鴨志田農園さんを訪ねました。三鷹の住宅街の中に、大きな手のひらで包まれたようにぽっかりと空の見える畑がありました。鴨志田農園CSAメンバーであり、今回の本を一緒につくっている保田(やすだ)さえ子さんが紹介してくれたのです。
「CSAっていったい何? 何だか秘密諜報組織みたいじゃないですかっ!」と興奮する私に、くふふと笑みを浮かべた保田さんが教えてくれたのが以下の内容です。クールでしょ。
鴨志田純さんは、三鷹市の鴨志田農園の6代目の農園主。2016年、ひょんな出会いからネパールを訪れた鴨志田さんは、現地の人たちの仕事づくりと農作物の質の向上を目的として、ごみ焼却施設を持たないネパールで生ごみを堆肥化するプロジェクトを立ち上げることになりました。


















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