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「配色センスが残念な人」にありがちな思い込み5つ 目立たせたい=「赤」がいいとも限らない

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  • 桜井 輝子 東京カラーズ株式会社代表取締役
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(出所:『配色アイデア手帖』)
2022年の春夏シーズンには、③のように強く鮮やかなグリーンが流行した(出所:『配色アイデア手帖』)

また、よく知られた話だが、イエローはかつて、文化圏の違いによって大きく異なるイメージを持つ色であった。西洋(キリスト教の文化圏)においてはユダを象徴する色とされたためネガティブなイメージがつきまとい、古代中国では皇帝を象徴する色として尊ばれた。

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色彩認知に関する世界的な大規模調査によると、「幸福」を表すのにふさわしい色として「さえた黄」を選ぶ人の割合が最も多かった国は、調査を実施した20カ国中14カ国である。

[韓国(21.8%)・インド(22.1%)・オーストラリア(53.2%)・ニュージーランド(53.8%)・カナダ(56.4%)・アメリカ(42.3%)・ブラジル(29.8%)・ロシア(21.8%)・フィンランド(15.2%)・オランダ(42.9%)・ドイツ(35.4%)・フランス(21.1%)・ポルトガル(25.4%)・イタリア(15.2%)]

しかしながら日本では、「幸福=さえた黄」と回答した人の割合は11.8%で、1位の「ごくうすい赤(ピンク)」の24.1%を大きく下回る結果となっている。これは、日本国内において幸福感を訴求する際には、ピンク系が有効だということを示唆している。〈出典:図解世界の色彩感情事典-世界初の色彩認知の調査と分析-/千々岩英彰[編著]/河出書房新社(1999)〉

色は誰もが自由かつ自在に使えるツールであると同時に、知らず知らずのうちに「思い込み」に縛られて、その使用方法が限定的になってしまうものだ。今回紹介したような、ふだん無意識にやっている自分のクセに気づくことで、着実に「配色センス」をブラッシュアップすることができるのではないだろうか。

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