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「配色センスが残念な人」にありがちな思い込み5つ 目立たせたい=「赤」がいいとも限らない

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  • 桜井 輝子 東京カラーズ株式会社代表取締役
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加えて、すべての人に共通して言えるのが、「強い色を複数同時に使用した場合、赤はそれほど強く感じない」という事実だ。

一度に多くの色相を使う資料(またはデザイン)において、誘目性(人の目を引き付ける性質)が高くなるのは「明るく鮮やかな色」であるため、下に示す配色においては、赤よりも「明るく鮮やかなオレンジ」のほうが目立っている。

(出所:『配色アイデア手帖』)
さまざまな色の中で誘目性が高いのは、暖色系の高彩度色(出所:『配色アイデア手帖』)

思い込み・その2

文章は、伝えたい項目ごとに色分けするとわかりやすい

ついやりたくなってしまうのが、最重要事項は赤、その次に強調して伝えたい部分は青、クライアントに対するメリットは緑……といったように、項目ごとに文章を色分けしてしまうことだ。

先に示した「レシピ095 リオのカーニバル」の配色は、デザインとして使うとインパクトのある賑やかさを演出できるが、文章の色分けに応用することは難しい。それぞれの色の個性が強いため、互いの良さを打ち消し合ってしまうからだ。

人の目は「色相(色合い)」よりも「明度(色の明るさ)」に敏感なため、たとえば実験的に「さまざまな赤だけで作った配色」においては、「明るい赤」と「暗い赤」の両者がひときわ存在感を発揮していることが見て取れる。

(出所:『配色アイデア手帖』)
実験的に「赤」だけで作った配色では、明度差が重要な要素となる(出所:『配色アイデア手帖』)

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【「高齢者向けの情報発信の配色」は?】

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