早期退職するなら「小さな会社を買えばいい」理由 会社にしがみつかない"リストラ時代の生き方"
いざとなったら何ができるのか。どうやったら暮らしていけるのか。失敗したときのことも想定して行動し、働く手段や貯金など、家族に肩身の狭い思いをさせないように、自分自身でセーフティネットを持っておくことは重要だと思います。
自分で考え、自分で決めて、人生を切り開く
セーフティネットとなるのは、働く手段やお金だけではありません。起業や独立、転職をするのであれば、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
300万で会社を買うとしたら、経営者としての才覚を磨いておく必要があります。趣味の領域で起業するとしたら、顧客になってくれる人はいるのか、ビジネスとして成立するのか、事前にリサーチしておかなくていけません。
そのための手段として最適なのは、副業でしょう。今の会社に在籍したまま今後やろうとしているビジネスを副業として試してみるのです。お給料をもらいながら副業ができれば、たとえ失敗しても、生活に困ることはありません。
フルタイムで働きながら副業をするのが難しかったら、週3勤務や週4勤務を希望して、副業ができる時間を作りましょう。政府も国をあげて副業や多様な働き方を推進しています。50代になれば、そういうお願いをしてもいい年代だと思います。
「年収は4/5でいいですから、週4勤務にしてください」。そう会社に相談すれば、「年収4/5でいいの?じゃあ問題ないですよ」と受け入れてもらえるかもしれません。
やりたいことを副業として試してみれば、自分のスキルが売れるのか売れないのかがわかります。誰かに弟子入りしてスキルを磨いたり、経験を増やしたりすることもできます。
結果的に独立や転職をするのはあきらめたとしても、アンテナを大きく広げて、多方面から今後のライフプランを考えることは、無駄にはなりません。ビジネスパーソンとしての視野が広がれば、リストラされる可能性も低くなります。
会社に長く勤めていると、誰かが決めたことで動くことに慣れてしまい、自分で物事を決めるのが苦手になります。自分の人生も、自分で決めることができなくなったりします。
しかし今後の人生を考えたら、自分で決めることに慣れていく必要があると思います。
現在50代の人も、この先、20年、25年、30年と働き続けていくかもしれないのです。定年後は、会社に自分の人生を決めてもらうことはできなくなります。何をするのか、どう生きていくのか、自分自身で決めていかなければなりません、
今後のライフプランを考え、行動することは、将来に向けたトレーニングにもなります。
いろいろな選択肢を考え、自分で決めて、新たな人生を切り開いていきましょう。
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