合計11浪!2人の反面教師が教える4大「受験NG」 「僕たちみたいになるな!」痛切に訴える失敗談

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
笑顔の男性
2浪で東大の西岡さんと、9浪で早稲田の濱井さんが、自らの経験をもとに「これだけはNG!」を教えてくれました(撮影:尾形文繁)
2浪、偏差値35から東大に入り、新刊『東大独学』を上梓した西岡壱誠氏。9浪の末、ついに早稲田大学合格を果たした経験をまとめた『浪人回避大全』を執筆した「9浪はまい」こと濱井正吾氏。
2人はいま、西岡氏が経営するカルペ・ディエムという会社で、中高生を相手に勉強法の指導を行っている。ここでは、「合計11浪」の2人だからこそ中高生に伝えたい、自らの失敗経験に基づく「受験NG」を教えてもらった。

NG1:情報を得ずに勉強だけする

濱井正吾(以下、濱井):私が9浪もした原因の1つに、圧倒的な情報不足があります。通っていた商業高校では、大学受験する人は1割未満で、受験のノウハウがまったくないまま勉強していました。

「学ぶ力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大独学
『「学ぶ力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大独学』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

西岡壱誠(以下、西岡):情報の差は大きいですよね。とくに今の時期は、試験会場や、試験までにどういうことがあるかを調べておくといいと思います。

濱井:8浪めで早稲田を受けたとき、試験会場の棟のトイレが小さくて、長蛇の列ができていました。これには「間に合わない!」とめちゃめちゃ焦ったので、9浪めでは、別の棟の空いているトイレを使いました。

西岡:それは経験者から聞かないとわからない情報だなあ。

僕は、東大受験のとき、リスニングが聞き取りづらいということがありました。共通テストはイヤホンが支給されますが、個別の試験では、大教室のスピーカーからリスニングが流れることがほとんどです。

事前のマイクテストで、聞こえづらい人は挙手するように言われますが、上げづらい。それで後悔するんです。リスニングの練習をイヤホンでする人は多いですが、大教室で流れる音は違いますから、イヤホンなしでも練習しておいたほうがよいでしょう。

次ページ2つめのNGは「まじめな人」ほど陥りがち
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事