初詣に行くなら試したい「御利益のあるお参り法」 島田秀平さんが語るお参りの「正しい順番」

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以前、神主さんのお辞儀を見たときに、とてもきれいにゆったりと、深々と頭を下げられたので、どうしたらそんなふうにできるのか聞いてみたことがあります。

そのコツは意外にもシンプルで、「息を細く長く吐きながら頭を下げていって、頭を上げるときに吸い込むといい」とのことでした。

息を吐きながらだと、深く深く頭を下げることができて、そして多く吐いたぶん、たくさん吸い込むことができます。境内に充満している「いい気」を、めいっぱい取り入れることができるのです。

神主さんは、「このお辞儀のコツが、もっと世に広まってくれたらうれしい」とおっしゃっていました。本書を読んだみなさんから、どうぞ実践していってください。周りの人にも教えてあげてくださいね。

お守りは「自分から神様へのお願い」、おみくじは「神様から自分への返答」

さて、以上の要領で参拝を終えたら、今度はおみくじです。

なぜこの順序になるかというと、お守りは「自分から神様へのお願い」、おみくじは「神様から自分への返答」とされているからです。

たしかに、おみくじって、「大吉」「吉」といった運勢だけでなく、「こう考えるべし」「こう行動すべし」といったアドバイスも記されていますよね。それも含めて、自分のお願いごとに対する神様の返答なのです。

つまり、お守りを手に参拝する(お願いごとを明確にしたうえで神様と向き合う)→おみくじを買う(参拝で念じたお願いに対する神様の返答を得る)ことで、神様とより深くつながることができるというわけです。

そう考えると、おみくじも、決してあなどれませんね。お守りを手にお参りした後なら、なおのこと、おみくじの内容を素直に受け止め、アドバイスを取り入れるようにもなるでしょう。それがまた、運を開くことにつながっているのです。

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