「非正規が長かった人」が転職応募で注意する点 「非正規でも任されてきた」アピールは避ける

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非正規だった理由は客観的に書くべき(写真:Mills/PIXTA)
雇用の多様化により転職が当たり前となった昨今。しかし、傷ひとつない経歴の人は少なく、ほとんどの人がなんらかのネガティブ要素を抱えているものです。例えば一般的に転職に不利とされる非正規が長かった人は応募の際にどう書けばよいのでしょうか。『30代後半~40代のための 転職「書類」受かる書き方』より一部、抜粋・編集のうえご紹介します。

「非正規」が長い人とは、パートやアルバイト、契約社員、派遣といった非正規雇用やフリーランスで働いた経験が長いケースを指します。

昨今は働き方改革の名の下、副業や兼業も認められる状況になりつつありますが、例えば長年アルバイトを掛け持ちしているといった勤務形態だと、どんなに仕事の中身が濃くても高評価にはつながっていかないのが現状です。

「成果を残していたら正社員登用されるはず。長年非正規のままということは、仕事ができない人では?」と採用人事は見ています。皆さんが不安定な非正規より正社員を希望するのと同じで、やはり正社員の方が採用人事の評価は上。非正規だとその性質上、基幹業務ではなく補助的な業務しか担当していないと見られてしまうため、この期間が長いと転職では不利に働きます。

「実績アピール」はリスク大

「いや、非正規とはいえ、正社員と同等、それ以上の仕事を任されてきた」ということも現実としてあるでしょう。

ただ、これを説明して理解してもらうのはかなりハードで「ではなぜ正社員登用されなかったのか?」という壁にぶち当たります。この辺りをうまく解決できるなら、例文のように紙面を割くのも「あり」です。そうでなければ、非正規が長いという現実をしっかり受け止めた上で今後の頑張りを約束した方が潔く、心象も良くなります。

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