東日本大震災による危機管理及び新卒採用に関しての人事向けアンケート調査

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●最も有効な連絡手段

図表2:最も有効な連絡手段はいずれでしたか(回答数98)

 最も有効な手段を聞いたところ、1位が携帯メールで36%と圧倒的。2位が携帯電話で17%、3位がPCメールで16%となった。
 その理由を聞いたところ、1位の携帯メールは「いちばんつながりやすい」「一斉送信が可能」「電話がつながらないので」などが多かった。携帯電話で連絡してもつながりにくいため、携帯メールで連絡を取った企業が多いようだ。ただし、メールの遅延も多発している。

 2位の携帯電話は「つながりやすい」「直接話が聞ける(安否確認が一度にできる)」「返信が速い」などが挙がった。つながりやすいかどうかは、携帯電話会社にもよるようだ。

 3位のPCメールは「回線パンクの影響が低い」「PCメール以外はほとんど使えない」「遅延がない」などで、安定性はいちばんだったようだ。携帯できないことがネックだが、筆者の場合、スマートフォンでPCメールが見られるように設定していて、これがいちばん安定した連絡方法だった。

●地震による新卒採用の選考時期

図表3:今回の地震による新卒採用の選考時期への影響はありますか(回答数96)

 今回の地震による新卒採用の選考時期への影響を聞いたところ、1位は「選考時期全体を遅らせることを検討」で35%、2位は「選考時期は変えない」で24%、3位は「被災者の地域のみ特別に選考時期を遅らせることを検討」で18%となった。選考時期の見直しは進みそうだ。

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