ボディカラーには、オリジナルのオリーブドラブとコヨーテ(ダイハツ サンドベージュメタリック)を採用することも、S-01の大きな特徴だ。シックで、アウトドアにもマッチするこれらのカラー、じつはダイハツが生産工場で施すメーカー塗装で、高い質感も実現する。
ブランドを手がけるオートバックスセブン 執行役員ライフスタイル担当の小曽根憲氏によれば、S-01は「ダイハツさんとの共同開発により生まれた」という、いわば、コラボレーションモデルだ。
コラボの経緯は、約3年前、2019年1月開催のカスタマイズカー展示会「東京オートサロン2019」までさかのぼる。その展示会で、オートバックスセブンが手がけるキャンピングカーとして、V-01やC-01が初お披露目されたのだが、それらを見たダイハツの首脳陣が気に入り、当時発売前だった現行ハイゼットカーゴとのコラボを依頼。
オートバックスセブン側もそれを受け入れ、当時未定だったS-01のベース車両をハイゼットカーゴとすることを決定したという。メーカーがカスタマイズカーの外装塗装を担当するという稀少な事例となった。ちなみにNV200バネット・ベースのC-01にも、オリーブドラブとコヨーテというボディカラーを採用するが、こちらは日産が生産工場で塗装を担当。ゴードンミラーモータースにとって、直接メーカーへ塗装を委託するのは、S-01で2例目となる。
S-01の特徴・内装
一方、内装では、前席と2列目シートに、ボディカラーとマッチさせたオリジナルカラーのシートカバーを装備する。カバーの素材には、軽量かつ高い強度を誇り、摩擦・引裂き・引張・すりきれ・穴あきに強いコーデュラ・ファブリックを採用。また、表面にはデュポン社のテフロン加工も施すことで、撥水・防汚・防塵の効果をプラスしている。
さらに前席のシートカバー背面には、大型のポケットとモールウェビングも装備する。ハイゼットカーゴの2列目シートは、フロアに収納することで荷室をフラットにできることも特徴だ。ただし、その際には、ヘッドレストを取りはずす必要があるのだが、シートカバー背面に大型のポケットを設けることで、ヘッドレストを収納することが可能だ。
また、モールウェビングは、モールシステムに対応したポーチなどのアイテムを簡単に取り付けしたり、カラビナなどを使用すれば好きなキャンプギアを吊るしたりすることもできる。このように、簡単に自分好みのアイテムを追加できるのも、S-01の魅力のひとつだといえる。
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