なかでもゴードンミラーモータースが手がけるキャンピングカーは、近年注目を集める「バンライフ」というライフスタイルをコンセプトに掲げていることが特徴だ。バンライフとは、今までの家を基盤にした生活ではなく、暮らしの拠点から仕事、旅行やアウトドアなどのレジャーまで、すべてをキャンピングカーなどのクルマ(バン)を使って行うというもの。日本でも若い世代を中心に注目を集めている。
そうした最新のライフスタイルを背景に持つ同社製キャンピングカーは、時代のニーズにマッチさせたレトロな内外装や色使いを採用。また、装備を必要最小限にしながらも、快適性なども併せ持つことで、キャンプなどでの車中泊だけでなく、アウトドアスポーツやクルマ旅など、幅広い用途に対応することも特徴だ。
S-01の特徴・外装
新型となるS-01は、前述のとおり、ハイエースをベースする大型モデルV-01、NV200バネットをベースとする中型モデルC-01に続く、小型の軽キャンピングカーだ。
ベース車両は、17年ぶりのフルモデルチェンジを受け、2021年12月に発売されたダイハツのハイゼットカーゴ。車体構造のスクエア化を施すことで、クラス最大の荷室長や荷室幅(4名乗車時)、荷室高を実現し、商用ユースはもちろん、軽キャンピングカーのベースモデルとしても大きな注目を集めているモデルだ。
なかでもS-01では、最上級グレードの「クルーズターボ」をベースとする。最高出力64psを発揮するパワフルなターボエンジンが、荷物を満載しても余裕の走りを実現。高速道路などを使った長距離移動も非常に楽だ。また、最新の「スマートアシスト」を採用することで、衝突回避支援ブレーキ機能、車線逸脱抑制制御機能など、数々の先進装備も搭載し、高い安全性も実現する。
S-01では、それをベースに、フロントフェイスに丸目ヘッドライトを特徴としたクラシカルでスマートなデザインを採用。ボンネット、グリル、バンパー、フェンダー、ライトまわりをオリジナルに刷新することで、ベース車両のクラスを感じさせないスタイルを演出している。なお、このフェイスデザインは、ハイエース・ベースのV-01が、やはり丸目ヘッドライトなど、オリジナルのフロントまわりを採用することと同様だ。V-01でも人気が高いカスタマイズ手法を採り入れることで、個性的な外観スタイルを実現する。
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