オートバックスが軽キャンパーを仕掛ける意味 ダイハツ「ハイゼットカーゴ」を快適カスタム

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縮小
フルフラット
フルフラットにした状態(筆者撮影)

荷室は、スペースを最大限に有効活用し、ユーザーが好みのアレンジができるよう、必要最小限のシンプルな設計としている。なお、2列目シートの背もたれを倒し、フルフラットにした際のサイズは、奥行き178cm×幅131cmだが、前席を前にスライドし背もたれを倒せば、奥行きを最大で193cmにまですることが可能。長身の大人でも2名が橫になれる空間を作ることができる。

天井部
無垢の天然目アカシア材を使った天井部(筆者撮影)

室内の天井や荷室部サイドパネルには、無垢の天然木アカシア材を採用する。硬く粘りある材質は、衝撃力や曲げに強く、耐久性にも優れる。また、天然木のもつ温もりや経年変化の風合いを楽しめることも魅力だ。加えて、荷室後方の左右には、同じく天然木の収納式テーブルも装備。テーブルのサイズは、奥行き35cm×幅54cmで、フロアからの高さは40cm、耐荷重10kg。一般的なポータブル電源を載せたり、室内での食事、ノートPCなどを置いてリモートワークのデスクに使ったり、多様な用途に使うことが可能だ。

内装では、ほかにも荷室部フロアに防水・防汚加工シートを採用。アウトドアで濡れたり、汚れたウェアやグッズなどを置いたりしても、楽に掃除ができる工夫も施されている。また、天井に4個装備されたLEDダウンライトは、調光機能付きのため、雰囲気や好み、就寝時などで、明るさを変更することができる。さらに遮光カーテンを標準装備することで、車中泊でのプライバシーも確保。天井・荷室部サイドに標準装備された断熱施工との組み合わせにより、夏場の日差しや冬場の冷気を遮断することもできる。

リアビュー
S-01のリアビュー(筆者撮影)

なお、S-01の価格(税込み)は、2WD車319万円、4WD車338万8000円だ。‪2022年12月17日より、今回発表会があった直営店‬ゴードンミラー・クラマエで‪車両展示および先行予約受け付けを開始‬。また、‪全国オートバックスグループ店舗‬のうち、ゴードンミラー‪正規取扱認定店‬「ゴードンミラー・‪オーソライズドディーラー‬」の中で、車両販売も行う15店舗(2022年12月からは16店舗)で、‪2023年2月中旬より順次販売を開始‬する。

新型S-01が狙うターゲット層

S-01
S-01の楽しみ方や使い方の提案(写真:オートバックスセブン)

ゴードンミラーモータースのキャンピングカーを購入する層は、ブランド担当の小曽根氏によれば、「キャンプフリークよりも、これからアウトドアやクルマ旅などをはじめたい初心者が多い」という。また、車体サイズがノーマルとほぼ変わらないため、一般的な駐車場にとめられるメリットもあるなどで、都市部在住のユーザーが多いことも特徴だ。とくに従来販売するハイエース・ベースのV-01は、乗車定員が3/6人であることもあり、「ファミリー層に人気が高い」という。また、NV200バネット・ベースで、乗車定員2/5人のC-01では、「カップルで使うユーザーも多い」といった傾向があるそうだ。

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