約6000万円の巨大キャンピングカーが人気の秘密 全長10m超、走る豪華スイートルームが売れる訳

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アレグロブリーズ33BRとアレグロブリーズ31BR
アソモビ2022 in Makuhariで、ワッツが展示していた2022モデルのアレグロブリーズ33BRと、2017年式のアレグロブリーズ31BR(筆者撮影)
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キャンピングカーの本場である欧米では、まるで家のような大きさと豪華な室内を持つ「モーターホーム」が人気だ。とくに全長が10m前後もある大型モデルは、広々とした室内に、キングサイズのベッドやレザー張りのソファー、ゆったりとくつろげるリビングなどを備え、まさに高級リゾートホテルさながらの佇まいを誇る。文字どおり豪華な「移動する家」と呼べるモデルも数多い。実際に筆者もアメリカ取材中などに、キャンプ場はもちろん、高速道路などでも移動中の巨大なモーターホームを見かける機会はかなりひんぱんにあった。

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道路や駐車場が狭い日本では、そうした大型モデルに出会うこと自体が少ないが、数こそ少ないけれど、一定数は輸入販売されている。熊本県の専門業者「ワッツ(WOT'S)」が扱うアメリカのティフィン(TIFFIN)社製「アレグロブリーズ33BR」もそのひとつ。全長10.4mもの巨大な車体に、ゆったりとくつろげる豪快装備を備える高級モーターホームだ。

アウトドア系イベント「アソモビ2022 in Makuhari」(2022年8月6~7日・幕張メッセ)では、その2022年最新モデルが展示されたが、驚いたのはその価格。新型は、各部のアップデートはあったというものの、なんと税込みで6000万円に近い価格。だが、それでもほぼ完売だという同モデルには、いったいどんな特徴があり、どのような層が購入するのだろう。普段あまり見ることがない高級輸入キャンピングカーの魅力や、ユーザー層、売れる秘密などに迫ってみる。

アレグロブリーズ33BRの外観や走り

外観
アレグロブリーズ33BRの外観(筆者撮影)

会場に展示されたアレグロブリーズ33BRの2022年最新モデルには、税込み価格で「5940万円」というプライスボードが貼られていた。本物の豪邸が買える値段だ。

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