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30~40代の会社員こそ今「論語」を読むべきだ ユーグレナ出雲社長が語る中国古典の魅力

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資本主義の限界が見えた今、その先を探るヒントは東洋思想にありそうだ。

出雲 充(いずも・みつる)/ユーグレナ 社長。東京大学農学部卒業後、2002年東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。2005年ユーグレナを創業。同年に世界でも初となる微細藻類ユーグレナの食用屋外大量培養に成功。年間300冊の本を読む。『仮名論語』を手元に置き素読する(撮影:今井康一)

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日本はこの秋にようやく“鎖国”が終わり、世界中の起業家が東京や京都に来るようになった。アメリカのシリコンバレーやイスラエル、フランスの起業家の仲間たちが今、日本で何をやりたがるかというと、マインドフルネス(瞑想)の勉強とその実践としての座禅だ。

これは偶然ではなく、アメリカ流の資本主義の限界がわかってしまったためだ。今のやり方の延長線上では、気候変動問題も格差問題も解決できそうにないし、政治的分断も修復不能な状態になっている。

これまでの資本主義とは違う新しい道をみんなが探る中で、すぐに答えは見つからないが、そのヒントが東洋思想の中にありそうだと世界中が研究を始めている。

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